ウォーターサーバーの水を選ぶ際に天然水とRO水の違いがわからない!という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな天然水とRO水の違いと、RO水のメリット・デメリットをご紹介していきます!
RO水ってなに?
RO水は「逆浸透水」(Reverse Osmosis water)のことを指します。
逆浸透は、特殊な浄水プロセスで水を浄化する方法です。このプロセスは逆浸透膜(RO膜)を使用し、水を浸透膜(RO膜)を通して圧力をかけ、不純物や溶質を取り除きます。
逆浸透膜(RO膜)は非常に微細な孔を持っており、これによって水分子だけが通過し、細菌、ウイルス、塩分、有機物、重金属などの不純物や汚染物質を取り除きます。
RO水は通常、高度に浄化された状態で得られ、純度が非常に高いです。
そのためRO水は、純水やピュアウォーターと呼ばれることもあります。
またRO水はさまざまな用途に利用されます。
例えば、飲料水の製造、製薬産業、実験室での実験、電子機器の製造など、高品質で浄化された水が必要な場面で使用されます。
RO水は、普通の水道水よりも純度が高いため、特に特定の要件や品質基準をクリアする必要がある場合に重宝されます。
RO水と天然水の違いってなに?
RO水と天然水の主な違いは、その製造プロセス、成分、および水源にあります。
製造プロセス
RO水: 逆浸透(RO)は、浄水プロセスの一種で、逆浸透膜を使用して水中の不純物や溶質を取り除く方法です。水を高い圧力で逆浸透膜に通すことにより、不純物は膜にとどまり、純水が通過します。
天然水: 天然水は、自然界で湧き出る泉や井戸などから採取される水です。通常、地下水が地下の岩層や地層を通って浄化され、天然のミネラルを含んでいます。
成分
RO水: 逆浸透プロセスにより、RO水はほとんどが純水で、ほとんど無味無臭です。ROプロセスは、ほぼすべての不純物やミネラルを取り除くため、水質は非常に純粋です。
天然水: 天然水は、地下水や山の泉から取得されるため、天然のミネラルや微量元素を含んでいます。これにより、水には特有の風味やミネラル成分があります。
水源
RO水: RO水は通常、専用の逆浸透浄水システムを使用して市水道水から製造されます。
天然水: 天然水は、地下水脈や山地の泉など、自然の水源から採取されます。
RO水と天然水どっちがいいの?
選択する水の種類は、特定のニーズや好みによって異なります。
例えば、特にミネラルを補給したい場合は、天然水が適しているかもしれません。逆に、特に純粋な水を求める場合は、RO水が良い選択となります。
RO水のメリット・デメリット
RO水のメリット
高品質な浄水
ウォーターサーバーで提供されるRO水は、高度に浄化されており、微生物、塩分、重金属、有機物などの不純物が取り除かれています。
無味無臭
RO水は通常、無味無臭であり、純粋な水の味を提供します。これにより、飲み物や調理において他の味に影響を与えません。
ミネラル
一部のウォーターサーバーは、RO水にミネラルを添加する機能を提供しています。これにより、ユーザーは自分の好みに合わせてミネラルの種類や量を選択できます。
赤ちゃんのミルクづくり
赤ちゃんのミルクづくりにはミネラル分の少ない軟水がいいとされているので、ミネラルが除去されているRO水は赤ちゃんのミルクづくりにぴったりです。
ミネラルは後から添加することもできるので、ご自身の必要な量を調整してミルクづくりに活用することも可能です。
ペットの飲み水
RO水はミネラルが除去されているため、ペットの飲み水としても最適です。
ペットの飲み水に専用の飲み水を購入しているという方は、ウォーターサーバーでRO水を利用することによりずっとお得になります。
RO水のデメリット
ミネラルの除去
RO水は水に含まれるほぼ全ての物質を除去するため、水の味わいとして大切なミネラルも除去してしまいます。
ミネラルは水の味わいに影響するので、天然水のような味わいや香りは失われてしまいます。
また水を飲むうえでミネラル補給を考えている方は、RO水だとミネラルが除去されているので注意が必要です。